自分の幻想

「新宿の●●ビルの1階に
セブンイレブンが出来たんだって」

そんな、主人の一言から
始まった会話。

このビルは、主人と私の元勤務先のビルで

仕事が終わった後、
このビルの1階で、よく待ち合わせしてた場所。

「ここで、私は1~2時間、
平気で、あなたを待ってたよなぁ~」

って、言ったら

いきなり、顔色を変えた。

そうね、表現するなら、
完全な「怒りモード」に突入した感じ。

何に怒りだしたかというと

 

=============

僕は、待っていてくれだなんて
一言も言っていない。

なのに、そうやって
僕を責めていた

=============

と。

 

は・・・?

誰が責めたって?(笑)

実は、私は、その当時、
ある経験で、
走馬灯のように、
主人の状況を見たことがあった。

その走馬灯ともいえる映像では
「帰りたいのに帰れない」
と、苦しんでいる主人の姿が見えて・・・。

それまでは、
「なんで、こんなに待たせるわけ?」
とか、平気で思っていたけど、
(と言いつつも、直接責めた記憶はないが)

その走馬灯を見てからは
一切責める気持ちも無くなっていた。

それだけは、はっきり覚えている。

だから、
私が「責める」ということは
私にとっては「ありえない」のだ。

 

でも、主人は

「絶対に責めていた」
「そもそも、1~2時間待っていたとか
口に出すことがおかしい」

と。

この瞬間、正直
イラっときて、

私は

「あなたを仕事終わりに
外で1~2時間も待っていたのよ~
私って凄いでしょ~と、ある種の「ドヤ顔」で
『あなたの事を、こんなに想っているのよ~』
という意味で、口にしていたのよ」

と、言ってみたが、

「いや! 絶対に責めていた!」

と、堂々巡りに・・・。

 

でも、

待て待て・・・と
私も自分自身を落ち着かせた。

私は、もうこの感情は
体験済で、繰り返す必要はないはず。

そう思った。

 

だから、
自分と相手の言動を
認めることを意識して、
もう一度、言ってみた。

怒りモードの主人に

「あなたは、『君は僕を責めていた』という
あなたの幻想の中にいただけ。
私は、責めてはいない」

と言ったら

「いや、絶対にあれは責めていた。
口にしなければいいのに!って
いつも思っていた」

と、同じような言い分を
繰り返し言い続ける。。

 

ならば、言い方を変えよう。

 

==================

あなたは、『君は僕を責めていた』という
あなただけが創り出している幻想の中にいた。

私は、『私の愛はこんなに大きいと訴える』という
私だけが創り出している幻想の中にいた。

だから【君は僕を責めていた】というのは
あなただけの幻想世界の話で、
それを、私に押し付けても無駄なことだし

私が【愛を証明するための言動だった】と
私だけの幻想世界の話を
あなたに押し付けるのも無駄なこと

===================

という話をした。

 

結局、人は
自分だけの幻想世界を【創り出し】て
自分だけの幻想世界を【相手に理解させよう】として
右往左往してしまう。

でも、相手の幻想世界は
自分が見ることはできない。

自分の幻想世界もまた
相手が見ることはできない。

だから【解決はしない】
だから【解決しようとしなくていい】

ただ【認めればいい】だけなんだ。

ね!(笑)

 

 

投稿者:清水慈永(しみず たえ)

↓この記事を読んだ《今のあなた》に最適なメニューはこちら↓

※読む人の「タイミング」で選ばれているだけなので、記事の内容との関連性はありません。

関連記事

  1. インプット

    インプットされちゃった教え

  2. ぷれい:**play

  3. たえぽんの気づき魔法

    アイディアがドンドン浮かぶ方法

  4. りゅーくん

    1.出逢い(Vol.1)

  5. 死はかなしい?

  6. 気づくタイミング

    タイミングを邪魔する権利はない

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。