広い土地で生活できるとしたら、犬と一緒に暮らしたい。そうした気持ちが私にはあります。その思いの原型をつくったのが、ヨーゼフ、ジャック、だいすけ(だいちゃん)です。
ヨーゼフはみんな知ってる『アルプスの少女ハイジ』に出てくるキャラクター。ジャックは『大草原の小さな家』に登場しました。そして、柴犬のだいちゃんは子どもの頃、一緒に暮らしたお友だちです。
そんな願いを叶えるための最初の一歩として、今回は相棒探しのお見合い?をしに秋田県の田沢湖畔にいってきました。ここの土産店の裏に秋田犬見学所があるのです。見学は有料(100円)です。ただし、土産店で買い物をすれば無料です。
秋田犬は、ペットショップではなかなかお目にかかれません。秋田県にいけば、ハチ公のふるさと大館市や秋田市の千秋公園など、ふれあえる場所がけっこうありますので、秋田犬ファンの方はどうぞおいでください。
相棒と暮らすのは、たぶん十年後くらいになると思うのですが、それまでに犬とふれあう時間をできるだけ増やしたいと思っています。そうした積み上げがないと、たぶん飼うことができないと思うのです。
私の小学生時代の思い出のテレビドラマや映画といえば、犬もの(『犬笛』『炎の犬』『黄金の犬』『南極物語』)と『大草原の小さな家』でした。
そんな犬好きの私は5才から14才くらいまでだいちゃんと暮らした喜びと悲しみ、そして後悔の時間があるのです。
だいちゃんは、父がどこからか無料で譲られて我が家にやって来ました。たしか1才くらいだったと思います。とても元気でしたが、後ろ足の片方が障害のため変形していて、いつもケンケン状態で走り回っていました。
友達の少ない私にとって、小学生時代の一番の友達でした。ボール遊びをしたり、2人で一緒に座ってお話ししたりしました。だいちゃんにとって私は、たぶん家族で一番下のランクにいる存在だったのでしょう。しょっちゅう噛られました。でも、大の仲良しだったのです。
ただ散歩は嫌いでしたね。昭和50年代はまだ放し飼いの犬や野良犬がいて、1人で犬の散歩をするのはほんとうに恐かったのです。何度も本気の犬のケンカに巻き込まれたものです。
そんなだいちゃんとの生活でしたが、確か中学2年の頃、彼はフィラリアで亡くなりました。当時犬小屋の近くに、あまりきれいではない小さな川が流れていたため、蚊が多かったのだと思います。ワクチンもまだなかった時代だったと記憶しています。
そんなだいちゃんの晩年のお散歩パートナーはたいてい中学生になった私でした。だいちゃんは毎日散歩を楽しみにしていて、元気そうに歩き始めるのですが、途中で動かなくなるのでした。あんなに元気に歩き始めたのに、なんでこうなるの?と、バカな私は無理に繰り返し引っ張ったんですよ。もちろん、どうしても動こうとしないので、抱っこして家に戻ったのですが、後から病気がかなり進んでいることを知り、辛かったろうな、悪いことしたなあって、今でも心によぎります。
自分の後悔に浸っていたいだけなのかもしれませんが、なかなかあれ以来、動物は好きなのですが、一緒に暮らそうとは思えなくなりました。
これも子どもの頃の心の傷なのでしょう。これから、犬や猫とふれあう機会を増やしながら、自分の感情をよく味わい、心の傷(後悔)を手放していけたらと考えています(でも、人間には、過去も未来もなく「今」しかないといいますから、本当は「今」やるしかないのですが😅)。
いやあ、思い出話が長くなってしまいました。次は連載中の「ミニチュアの園」コーナーです。
参考までに、前回は30m×30m(272坪)のミニチュアの園でした。自然栽培の畑が250㎡(76坪)とシンボルツリーの白樺が2本、果樹の梅の木と柿の木がそれぞれ1本。加えてブルーベリーなどの低木果樹と小さな池を配置することができました。
今回からは「農地」「山林」に分類される土地でなければ取得できない広さの土地(40m×40m=1600㎡/484坪)になります。
自然栽培の畑に445㎡(135坪)使っても、果樹4本(梅・柿・栗・銀杏)、シンボルツリーの白樺が5本、ブルーベリーなどの低木果樹、小さな池や物置小屋、マッサージサロン「もりの香~mori-no-ka~」を配置することができそうです。やっと美しい園と本業のマッサージサロンが一つになりました。
それでは、いつもの「菜園便り」になります。
今年はとても暑くて雨も少なく、しかも10月まで平年よりかなり暑いとのことで、秋野菜の種まきや種から育てた白菜の苗を畑に植える時期に悩みました。結局、去年より、10日以上遅い8月末から9月初めに、「えい!」と済ませました。
写真は種まきから2週間あまり経過したものです。大根、かぶ、白菜、二十日大根が元気に育っています。オクラの花も咲いています。
秋野菜の収穫は来月からなので、今日(9月23日)はまだまだ元気なオクラくんと猛暑明けのにんじんくん、お待ちかねの平さやいんげんの収穫になりました。暑い中、お疲れさまでした。ありがとうございました。
つづく
🐕️最近読んだ本からの応援メッセージ
➡️「『瞬間を終わらせること、道の一歩一歩に旅の終わりを見つけること、たくさんのいい時間を生きること、それが智慧なのだ(エマーソン)』(略)目標を実現していく道の一歩一歩を、ゴールに到達した瞬間と同じように味わうことが大切だと知って欲しいのです」(ウエイン・W・ダイアー著『運のいい人だけが知っていること』より)
☆連載ものなので、「なんのこっちゃ」と思う人もいると思います。よろしければ、「『一族の土地』美しい園を目指して①~初めの一歩~」から順番に読んでいただけると、少し分かりやすくなると思います。
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