わたしおっさんは、乃木坂46ファンで特に卒業された西野七瀬さんのファンなのですが（それを言うと妻のたえぽんは、何故かいつも理解できないという顔をされます。単におっさんが気持ち悪いと思っているだけかもしれません。）、その西野さんがある番組で「今後の夢は何？」と聞かれたときに、「起こる出来事全部決められているって考え方なので、何が起きても、”まあ、決まってたことだし”と思って受け入れる、自分でこうしようとあんまり思わない」と語っていました。
芸能人の方は、生き馬の目を抜くような厳しい世界で存在感を発揮するために、強烈な野心や目標に向かう貪欲さみたいなものを表だって表現しないにしても、みんな持っているものだと思っていました。またキラキラした20代の若い女性の発想とは思えない人生を悟ったような考え方に驚かされます。しかも、そよ風でもよく言っている「すべては決まっている、すべてを受容する」という考え方をまさに体現されていますので、さらに驚きです。
スピリチュアルの世界では「人生のシナリオはすべてが決まっている」とよく言われます。ではどこまで決まっているのでしょうか？
先日、たえぽんと、人に会うために出かけたのですが、待ち合わせ場所に行く前に寄ったカフェが混んでいて、オーダーしたドリンクが出てこず、待ち合わせ時間まで残すところ5分と迫っていました。
「お金だけ払ってドリンクを飲まずに出る」のか、「電話してちょっと遅れると言ってドリンクを飲んでから行くのか」など決断が迫られていました。
たえぽんは「これもどうなるのか、決まっているから」と言うのですが、決断するのは自分たちなので、選択はできると思うのですが、このような場合もほんとに全部決まっているのでしょうか？
（ちなみにその時は、「電話して遅れると連絡しつつ、テイクアウトして車の中で飲む」という選択をしました）
すべては決まっていることのよくある説明として、宇宙のはじまり、つまりビッグバンに遡ります。
すべてのものが詰まった一点から爆発して拡がっていき、宇宙そしてこの世界が創られました。
ビリヤードの玉が当たった瞬間にすべての玉がどのように動くのかが決まりますが、それと同様の理屈で、ビッグバンが起こったときに、起こることすべてが決まったわけです。
（本来は”時間”という概念は無いので、この説明はわかりやすいですが、正確ではないはずです。知らんけど）
つまり、自分で考えて選択しているように思ってしまいますが、それも全部決まっている。
今日のランチで、ラーメンを食べるか、チャーハンにするのかは、自分で決めたように思いますが、その選択もあらかじめ既に決まっている。
宇宙ができた瞬間からすべてが決まっているわけです。
また、宇宙ポテトがよくいう話を紹介しましょう。
コップの水を飲むという動作があります。
これは、「のどが渇いたから、水を飲もうと脳で考えて、手を伸ばしてコップをつかみ、水を飲む」と思ってしまいますが、実はそれは勘違い。
ほんとは、動作が先で、「コップの水を飲む、そのあとで、脳でのどが渇いたから水を飲もうと考えている」と言うのです。
その時間があまりにも短いので、勘違いしているだけだと。
これはちょっと信じがたいですかね？
ただこの理論だと、やはり”自分自身で選択する”、”意思決定する”ということが出来ないわけです。
「”選択”はただの幻だ、実は一択になっている」とYouTubeで宇宙ポテトは言い切っています。
スピリチュアル世界では、「人生は映画のスクリーンを見ている」ことによく例えられます。
すでに決まったストーリーの映画を見ているだけだと。
人によっては、映写機のフィルムを変えれば、たとえばつらい人生も楽しい人生に変えられると言います。
しかし、宇宙ポテトの言葉を信じるのであれば、そこも変えられない。
別の映画に切り替えることは出来ないと。。。
では、すべてが決まっている世界の中でどう生きていけばいいのか？
真面目に考えてしまう人は、きっと悩んでしまうかもしれません。
そこは冒頭の西野さんの言葉がヒントになるのかもしれません。
すべてが決まっているのだから、右往左往せず、ただ静かに受け入れろと。
ただ起こったことをどのように感じるのかは決められるはず。
起こったことが良かったのか、悪かったのか、ほんとはいい悪いなんてないのですが、どう感じるのかは本人の自由。
そう、自分自身で決めればいい。
※読む人の「タイミング」で選ばれているだけなので、記事の内容との関連性はありません。
この記事へのコメントはありません。