今日は「仕事」がテーマです。
いまいち仕事に熱くなれない。
仕事にやる気がでない。
自分の仕事なんかたいしたことない。
自分の仕事に劣等感をいだく。
など、一度は考えたり、悩んだりしたことがあるのではないでしょうか。
そんな方に、読みやすくて、勉強になり、しかも感動的で、心のモヤモヤを取り払ってくれるような本を2冊紹介します。
まず、初めに仕事の悩みに関する私のつたない体験を話します。同じような悩みを抱える人は、ちょっとだけ、気が楽になるかもしれません。
私は、50歳を過ぎても長いことダブルワーク生活を続けています。
本業はふるいませんが、いつも何らかの工夫をしたり、新しいことを学んだりと他人様には理解しがたい幸せを受け取っています。
一方、副業の方は、雇用契約期間を満了するたびに、すぐ転職してしまいます。長くても、せいぜい一度更新するくらいですね。
ですから、長くて2年、短ければ半年という感じです。この6年あまりの間にもいろいろやりました。
スーパーマーケットの青果部門
定期健診の血液回収
精神障害者の就労支援作業所
デイサービスの介護補助
レンタル福祉用具のメンテナンス
ホームセンターやマンションの清掃員
それぞれの仕事に就いて、前向きに取り組むのですが、長続きしません。それが劣等感の一つでした。
それで、ソラ先生というヒーラー?にお聞きしたことがありました。
そしたら、
「ご本人の性格が半分。あと半分は、心の深い部分で様々な職業経験が誰かの役に立つと強く思っている。だから、今までどおり、これからも転職を繰り返すでしょう」と。
まあ、こんなこともあるようです。仕事が長続きしないとかで、悩んでいる人がいたら、こう考えてみてください。
「私にも事情がある」と。
表面的にすぐ思いつく事情は、すぐに劣等感などのネガティブに感じる要素と手を結びます。
一方、深くて見えにくいところに隠れている事情は、魂の意図とか人生の目的といったものと、密かに手をつないでいます。
ですから、焦らず、今、縁あって取り組んでいる仕事を毎日毎日やってみてください。
自分の事情が必要な時期に必要な扉を開いてくれると思います。
ただ、こんなこともおきます。
ソラ先生が伝えてくれたメッセージ。これは、実は、私の存在全体の「全肯定」なんです。
そのメッセージを受けて、「あっ、そうか。それじゃあ仕方ねえな。もう、転職疲れも甚だしいがこのままいくか」と受け入れたら、不思議なことに、転職衝動がおさまり、今の仕事にはまり始めたのです。
不思議ですね。
でも、私の副業は清掃員。掃除の仕事は好きだし、世の中には必要なものと、頭では理解していますが、モヤモヤがあります。
誰でもできる仕事。
両親も清掃員になるために大学を出してくれたんじゃないだろうに。
どこか恥ずかしい
どこか自信がない
こんなところでしょうか。そんな気持ちを受け入れつつも明るい希望をくれたのが、今回の1冊目です。
鎌田洋著『ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと』
この本はまさに私のモヤモヤと同じ気持ちの「ディズニー清掃員」や「そのご家族」の心を光に変えていく、4人の実話が収録されています。
読書は好きでも、泣いたことがない私でさえ、ぐっとくる作品です。
それから、感動的な3つの実話と「仕事を感動に変える5つの心構え」で構成された本をご紹介します。これは「仕事のバイブル」といえると思います。
福島正伸著『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』
コインパーキングが増え、管理人さんがいる有料駐車場は少なくなってきましたが、管理人さんが退職の日、管理小屋が人々でごったがえし、花束や贈り物でいっぱいになっていたら、皆さまはどんなことを想像されますか?
素敵な管理人さんに会いたい方は本書を手に取ってみてください。
また、後半の5つの心構えも心に響きます。著者「あとがき」の締めの一文を引用します。
「生きることは感動を見つけ、そしてつくりだすことです。どこで生まれ、どのような仕事をしていたとしても、そこで感動を得ることは必ずできると思います。私たちは感動するために、生まれてきたのですから。」(p105)
2冊とも薄めで、行間に余裕のある目に優しい本です。きっと読む人の「一生のサポーター」になってくれると思います。
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